エコール ド プロトコール モナコの舞踏会 「Bal Rouge」に参加してきました。

今年のテーマは「DIAMONDS ~Absolutely Elegance~」
ドレスコードはブラックタイ、女性はイブニングドレスにティアラ。

ヨーロッパの社交の場がそのまま再現される、国内最高基準の「Bal Rouge」。
今回はフランス式の正餐の席次で、ロングテーブルで行われました。

それに、司会がなくお隣どうしが近い席となってました。
これは、社交中心のモナコスタイルだそうです。


私達夫婦は、モナコにいる時にこの招待状を受け取りました。
この日を愉しむために、テーマの趣旨や意味を考え、モナコやフランスやイタリアをたくさん周り、ドレスとティアラを選びました♪
その時間からすでに愉しむためのパーティーの準備が始まっていました。


【ドレスコードであるティアラの歴史について調べてみました。】
ティアラの誕生は古代エジプトにさかのぼり、王族や貴族のミイラに敬意の印として金のティアラが置かれたのが始まりのようです。
後に古代ギリシアの細工師たちが、美しさに磨きをかけたティアラを創り神々に捧げています。
19世紀にナポレオンの戴冠式にティアラを採用したことにより王侯貴族の必須アイテムになっていったティアラ。
「成功と地位と富」の象徴だったティアラは、製作された時代の政治や社会情勢によりデザインも当時の最新流行の芸術様式が取り入れられていたそうです。
でも、もとはプリンセスだからこそ身に着けられる高貴なファッションだったのです。

【又、ティアラはどういう人がつけるのかも調べてみました。】
現在では誰がつけてもいいそうです。
ただし昔からの伝統では、花嫁か、すでに結婚している女性が着けることになっています。
ティアラの歴史はギリシア・ローマ時代までさかのぼる古いもので、愛のあかしと同時に純潔を失うことを象徴したものなのです。
ヨーロッパの王室や貴族にとって何より大切なのは、伝統を守ること。
フォーマルなドレスやティアラもその一部です。
ティアラはたしかにアクセサリーとしても大きくて、真っ先に目につくものですが、生まれつきの階級を示すものではありません。
でも、持ち主が着けたい時に着けるものでもないんです。
ティアラには着けるべき場というのがあります。過去には正式なイヴニング・ドレスを着るような機会、今でいう“ホワイトタイ”の場で着けられました。
時には招待状に、『ティアラをお着けください』といったことが書かれることも。

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人生で初めて付けるティアラ。
調べていくうちに、正統派のTHE王道で行きたい!と思いが強くなりました。

というのは、「私は、モナコで生きるんだ」と強い意志を持ちたかったからです。
当たり前ですがモナコと日本ではルールが大きく違います。
日本基準で過ごしてしまうと、モナコへ行くとやはり通用しないことが多いのです。
なので、日本に滞在してるときも常にモナコルール(世界基準)で生きたいとしっかりと自分をコントロールしたかったのです。


【どんな環境にいても常に高い志を持ち、全てのことに真面目に向き合う女性になろう!】

そんな気持ちで、今回のパーティーに臨みました。

そうしたら、不思議とフランスのドレスショップに私にぴったりな美しいプリンセススタイルの薄いピンクのドレスが用意されていました。
今まで持ってるドレスとは全く違う系統だったので、ドキドキしながらドレスを纏いました。

ドレスのファスナーを開け、足をドレスに通していきます。
ドレスを纏い終えた瞬間、今まで出会ったことのない自分と出会い、これにしよう!と主人と2人で決めました。

今まで、ほとんどのロングドレスはモナコのゴッドファーザーに選んでいただいていたので、最初はどうしよう??何着たら良いの?と思いましたが、テーマや会場の雰囲気、自分はこういう女性で行く!!と決めていけたのはとても新鮮で、パーティーがより愉しい時間になりました。
こうやってヨーロッパを主人と一緒に歩き回る旅は本当に愉しい時間でした。


自分で頭を使って経験する事は、人に選んでもらうのとは違います。
自分の未来を想像しながら選ぶのは難しかったです。
それをモナコのゴッドファーザーは沢山の人の未来を想像して今までドレスを選んでくださってたんだな。
自分だけならまだしも、沢山の人の未来を背負ってる重みをほんの少しだけ感じられた瞬間でもありました。


ドレスだけではなく、ティアラ、アクセサリー、バッグ、シューズ(デザインに高さ)、グローブ、ヘアメイク。
パートナーとのバランス。それから、香水もパートナーとのマリアージュを考えて選びました。

その一つ一つを選ぶのは、かなりのパワーを使いましたが、気持ちが普段とは違うパーティーとなりました。
きっと準備を今まで以上に時間をかけ、パートナーとたくさんコミュニケーションをとったからだと思います。

パーティーを極上に愉しむためには、準備と日常の生き方すべてなんだと改めて今回のパーティーで学ばさせていただきました。

そして、待ち遠しかったモナコ公室主催、CHANELのデザイナーでもあるカール・ラガーフェルドが会場から全てのデザインを手がけている薔薇の舞踏会の発表がありました。
去年は、知ったときにはすでに募集が締め切られてしまい参加出来ませんでした。
応募したからといって誰もが出席できるわけではありません。
その中で選ばれたことはとても光栄であり、もっと美しくなろう!という気持ちになりました。
3月の薔薇の舞踏会までにどんな風になりたいか?明確にして日々を過ごします。
なので、今回のこのドレス姿もビフォーになってしまうように更に美しくなるように日々を過ごしてまいります♪




日本のパーティーで良いところは、志が高い仲間が沢山いることですね♡
海外のパーティーでは、ここまで沢山の仲間はいないですからね。
つい載せたくなるような写真が沢山あります♡

美しい時間をありがとうございました。

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