実家を出る日は突然やってきました。19歳の時です。計画より早く来てしまいました。
当時、母の実家は泥沼離婚裁判中。情緒不安定な母を相手して、歯科技工士の他いろんなバイトの掛け持ちにヨガスクールに行き、遊びに行く生活をしていたのでついに限界がきました。
情緒不安定な母がある日、「出て行け!!」と言いました。
私は、ついに出れる!!!とやっと開放される!!
即座に「今までお世話になりました。」と言い20万円を握りしめ、仕事も全部辞めて、タクシーに荷物を詰め込み、タクシードライバーに「うちは引っ越し屋じゃない」と言われましたが、なんとか頼み込んで名古屋の街へ飛び出したのです。
Bye bye past.
Hello new world.

鳥かごで囲われて窮屈だった世界から、自由の翼を手に入れた時、初めて自分の人生を自分の足で歩ける喜びを噛み締めました。
そして、自分の人生は自分で切り開ける自由と責任を感じたのでした。